しかけ絵本の立役者、ロバート・サブダ 来日インタビュー

☆絵本を開いたときの驚きを大切に

「ロバート・サブダ&マシュー・ラインハート POP−UP絵本ミュージアム」の作者インタビューに行ってきました。(そごう心斎橋本店14階ギャラリー/4月2日〜9日開催)

ロバート・サブダさんと言えばPOP−UP絵本を芸術の域に持っていかれた方ですが、そんなサブダさんのインタビューに参加させていただけるとお聞きして、とても喜んで参加させていただきました。
まず、今回来日されているサブダさんからお客様へのメッセージ
「この展覧会はPOP−UP絵本だけの展覧会ということに非常に意味があります。私はPOP−UP絵本を子どもに楽しんでもらうだけでなく、芸術として捕らえています。今回はPOP−UPの作り方も分かるように展示していますので、楽しんでいってください」

引き続き、インタビューではサブダさんがひとつひとつの作品を紹介してくださいました。

【サブダさんの作品】
・ ナルニア国物語

POP−UP絵本のいいところは本の間にファンタジーを入れられるところですが、ナルニア国物語はそれに適している作品です。

・ 不思議の国のアリス

この中に描かれている不思議の世界に興味があり作りました。特に、アリスが落ちていくところが描けてよかったです。また、今回は他の会場では見られないアリスも見られますので是非ご覧ください。

・ クリスマスシリーズ

子どもの頃過ごしたミシガンの冬をイメージして白い世界を作りました。特に最近は温暖化で雪を恋しいと思うこともあります。今回は、絵本をライトアップしていますが、白はとても大事な色で、他の色を反映しやすい色になっています。

【サブダさんとラインハートさんの共同作品】
共同制作では、基本的に生物学の学位を持っているラインハートさんが全体の流れを描き、サブダさんがPOP−UPを作っています。
二人で製作することのいい点は、通常、絵本1冊の製作に1年かかるのですが、それが短縮できること。そして、二人でアイデアを出すことでいろんな発想が浮かぶことです。また、これは作品全体に言えることですが、絵本を開いたときの驚きを大切にしているので、小さいパーツや細かな動きにも気を使って作っています。

【ラインハートさんの作品】

ラインハートさんは絵がうまく、デザイナーとしても、3Dアーティストとしても素晴らしい人です。
今回、特にお勧めなのはラインハートさんがずっと夢に見てきて作成した「スター・ウォーズ」の絵本です。ダースベイダーの顔のところではボタンを押すと声も出ていますが、ライトセイバーも是非見てください。

■ Q&A

Q. 作るときまず全体の絵を描いてから作り出すのか、それともPOP−UPから作り出すのですか?
A. POP−UPから作り始めます。それは、先に全体像を描いても必ず考えていた通りの絵になるとは限らないからです。詳しい製作方法を知りたい方は、サブダさんのHPをご覧くださいとのこと。

最後に、サブダさんの絵本を購入された方にサインをしていただけるということで、皆さん喜んで絵本を購入されていました。
*サブダさんの絵本はとても人気が高いため、書店で購入しようとしても手に入るまでにかなり日数がかかることが多いので、私も当然購入しました。特に、「ナルニア国物語」の日本語版は今年の4月2日発売開始のため、今回のインタビューに来られていた人が始めて手にした人たちだとのことでした。

そのほかの作品


共同作品 左: 恐竜シリーズ 右: 桃太郎(世界ウルルン滞在記で大東俊介さんとコラボ)


ラインハートさんの作品 シンデレラ

(OLライター  木村 M)