"たこりん"は、犬が好き、猫が好き、動物が大好きな愛玩動物飼養管理士1級の資格を持つペットライター。文章だけでなく、写真に収めたいと、3年前からはペットカメラマンとしても活動しています。そんな彼女が、愛するペットたちのちょっといい話から泣ける話、しつけの仕方などを、徒然に書いていきます。

映画「グーグーだって猫である」で感じること。


 (c)2008『グーグーだって猫である』フィルム・コミッティ

 猫の映画のようで、けっして、それだけではない、「生きるってすばらしいこと」というのを感じる映画でした。
  冒頭はちょっと悲しい始まりです。
天才漫画家の小島麻子が仕事を終え、徹夜明けしたその日の朝、15年間暮した猫の「サバ」が静かに息を引き取ります。その後、気が抜けたようになる麻子。まさにペットロス。15年の年月はとても長くて、失った心の隙間を仕事でも、周りの仲間も埋めることが出来ない状態になります。
でも、結局、寂しさから救ってくれたのはペットショップで偶然であった、子猫、「グーグー」だったのです。

☆原作は大島弓子さんのエッセイ

原作は大島弓子さんの自伝的エッセイ。劇中には大島さんの作品がたくさん登場します。恥ずかしながら、私は読んだことがなかったのですが、この映画をみて、読んでみたいなという気持ちになりました。登場する漫画にも、やっぱり「生きることのすばらしさ」を感じるモチーフが感じられたからです。
グーグーとの生活で明るくなった麻子を襲うのは「死」を覚悟する出来事。そんな麻子をアシスタントたちや恋人に近い存在の男性が励まします。
そして、この映画の一番、不思議なシーン、少女の姿となった「サバ」との再会で、「生きる」ことをしっかりと受け止めるのです。
「サバ」は一緒に暮らせた年月を「幸せだった」と伝えます。
ペットロスにはまり込んだ私は、実は、ここで涙が出てしまいました。

☆泣いたり、笑ったり 舞台の吉祥寺の街も楽しめます

映画の舞台は東京の吉祥寺、都会っぽくない、下町の雰囲気です。麻子の家は井の頭公園のすぐそば、グーグーのお散歩をこっそり追跡したり、井の頭自然文化園の象の「はな子」さんが登場したり、街のロケーションも楽しめます。
なんか、漫画が原作だからかもわかりませんが、漫画のような笑えるシーンがちりばめられていたりして泣いたり、笑ったりできる映画です。

麻子役はすっかり大人の女性のイメージになった小泉今日子さん。麻子を尊敬し、アシスタントとなったナオミに上野樹里さん、恋人に近い存在の男性、沢村青自に加瀬亮さん。このほか森三中さんやマーティー・フリードマンさんといったキャスティングもこの映画を楽しく、不思議なムードにしています。
そして、もちろん、かわいい猫映像は満載です。思わず「かわい〜」ってつぶやいてしますよ。
映画のラストシーン。「猫の一生は人の3倍速く進む」そんな現実を受け止め、麻子は、しっかりと生きていき、グーグーもちゃんと看取ってあげようと思うのです。


映画の公開は9月ですが、前売りチケットにはかわいいい子猫時代のグーグー原寸大カードがついてきます(写真)。やっぱり子猫のかわいさは、たまりません〜。

9月全国ロードショー
「グーグーだって猫である」公式サイトhttp://www.gou-gou.jp/

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