"たこりん"は、犬が好き、猫が好き、動物が大好きな愛玩動物飼養管理士1級の資格を持つペットライター。文章だけでなく、写真に収めたいと、3年前からはペットカメラマンとしても活動しています。そんな彼女が、愛するペットたちのちょっといい話から泣ける話、しつけの仕方などを、徒然に書いていきます。

犬を飼うA

犬を飼う 谷口ジロー  私はこれまで、犬や猫に関する本をいろいろ読んできましたが、そのなかには漫画も含まれています。佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」は私の永遠のバイブル。落ち込んだときには、これを読んで笑います ( 中には泣ける話もありますが ) 。

  でも、封印状態にある漫画があります。谷口ジローさんの「犬を飼う」です。

 谷口さんの実体験をもとにした漫画なのですが、決して不幸な話しではありません。子供のいない夫婦のもとにやって来た「タムタム」がやがて年老いて、体が弱っていく様、そして最期を迎えるという、もし、犬を飼っている人なら体験する内容です。「タムタム」は 14 歳で亡くなる最期まで大切にされました。その様子が淡々と、リアルに描かれています。

  この漫画は絶対に泣いてしまうので、あまり読み返せなかったのです。この原稿を書くために改めて何年かぶりに読みましたが、やはり、泣いてしまいました。

  ペットブームといわれてもう十数年たとうとしています。恐らく、その頃から飼っている人たちは今、ペットたちの老年期を迎えていることと思います。かわいかった子犬時代、活発だった青年期 (?) 、そして足腰が弱り、目も耳も不自由になりつつある老年期。ペットも人と同じです。

 ペットたちの命を受け止めたからには、最期まできちんとお世話をしてあげるという、あたりまえのこと。いつもひとりぼっちで玄関で寝ている犬の姿をみて、もし、この子がもっと年老いたとき、どうなるんだろうと心が苦しくなります。

  老年期を迎えようとするペットのいる飼い主さんたち、これから新しい家族を迎えようとしている方にはぜひ、読んでほしい本です。読むと、泣いてしまうかもしれませんが、これが現実なのです。

 「犬を飼う」は 1991 年にビックコミックに読み切りで掲載され、 1992 年の小学館漫画賞・特別審査員賞を受賞しています。同年に小学館から単行本として発行されましたが、今は文庫本として発行されているようです。
( 写真は私が持っているちょっと古くなった単行本です )

たこりんのブログ

ほんわか写真帳

コンテンツ
最新の記事
バックナンバー