晩秋のブローニュ

ブローニュブローニュの森が色づく。
それは冬の訪れを告げるしるしでもある。

高級住宅地のパリ16区に
隣接した約863ヘクタールの森は
かつて歴代の国王たちの
狩りをやる場所でもあったようだ。

ブローニュの森は
愛犬を散歩させるにも
格好の場所でもあるようだ。
落ち葉の上を
カサカサという音を奏でながら
犬たちが闊歩してゆく。

新緑の季節の
ブローニュの森は美しい。
だが、私は今の季節の
ブローニュが好きである。

晩秋の森は、
天から優雅に葉が舞い落ちてくる。
そして、森や道が
さまざまな色で塗り替えられてゆく。
生きた絵画を見ているような
そんな美しさがそこにはあった。

私はゆっくりと
森を踏みしめながら
冬の到来を体で感じていた。
[文・YOKO]

バラ窓に魅せられて

バラ窓

パリはシテ島にある
ノートルダム寺院に訪れた。
ヴィクトル・ユーゴーの
小説「ノートルダムのせむし男」の
舞台になった場所でもある。

学生時代に読んだ
悲しい物語の小説を
思い出しながら
寺院に入った。

教会の中は薄暗かった。
が、一角だけは
美しい光の海になっている
場所があった。
北側と南側にある
見事なステンドグラスである。

ノートルダム寺院のステンドグラス上層部には「バラ窓」と呼ばれる
花びらを連想させてくれる
ステンドグラスの窓があった。
その美しさの前に
私はただただ、立ち尽くしていた。

窓から差し込む
神秘的な光が
宝石のようにも見えた。
その光は
希望の光のようにも思えた。

バラ窓を見上げながら
私は祈っていた。
誰もが幸せでありますようにと。
[文・YOKO]

大道芸を楽しもう

大道芸芸術の都、パリ
多くのアーティストが集まるこの街の
楽しみの一つが「大道芸」
広場やメトロなどで繰り広げられる
パフォーマンスの数々

音楽だったり、
マジックだったり、
ジェスチャーだったり
芝居だったり、
踊りだったり
時には火を噴くパフォーマンスまで登場する

大道芸人の回りを多くの人が取り囲む
迫真の演技に驚き
すごい技に拍手し
見事な音色や歌声に心打たれ
時には抱腹絶倒もさせられる

街が、通りが舞台となる大道芸
中には、未来を背負って立つ大芸術家の卵も
含まれているに違いない
そう思うとさらにワクワクしてくる
大道芸なのだ
[文・YOKO]