"たこりん"は、犬が好き、猫が好き、動物が大好きな愛玩動物飼養管理士1級の資格を持つペットライター。文章だけでなく、写真に収めたいと、3年前からはペットカメラマンとしても活動しています。そんな彼女が、愛するペットたちのちょっといい話から泣ける話、しつけの仕方などを、徒然に書いていきます。
以前にも書きましたが、私は猫を飼ったことがないのですが、犬に比べると散歩も行かなくてもいいし、単独行動をする動物なので世話は楽なのではと推測するのですが、もし、猫を飼っている人で「そんなこともない」とおっしゃられる方はごめんなさい。
でも犬と違い、猫科の動物はもともと単独で行動する性質であることは確かで、狩りも単独で行うのが一般的です。ただ、ライオンのように女系の群れをつくり、狩りも共同して行っていることもあるので、すべてにあてはまるとは限らないかもしれませんが。
ノラちゃんたちも、だいたいが一匹で行動しているようです。地域猫化して、毎日決まった時間にえさをもらえる場合、その時間になると、ぞろぞろと集まってきます。そして、食べ終えると、再び、散会し、思い思いの場所でくつろぎます。
子猫の間は兄弟でじゃれあったりしていますが、大人になるとじゃれあうこともほんどありせん。ただ、最近、ペットとして飼われている猫はいつまでも自分が子供であると思う子も多いようで、飼い主さん相手にじゃれついてくるらしいのです。自分が大人になった自覚がなかなか芽生えないで、精神的には赤ちゃんのまま…。これって、人にもいるかも !!!
一方で、ノラちゃんたちはとてもたくましく、それは生殖機能にも現れていると聞きます。少し前の資料では発情期は通常、半年に一回訪れるとあるのですが、その周期が早まっている猫も多いらしいのです。最近では、 3 カ月に 1 回、なかには通年と紹介されていることもあります。つまり、ノラちゃんに限らず、飼い猫でも外飼いをしていて、不妊・去勢手術をしていない場合、妊娠する ( させる ) 可能性はかなり高いのです。
それは発情期の周期だけに限らず、猫に妊娠の仕組みが犬とは違うこともあります。犬は排卵日に受精すると妊娠する…人とその点は同じです。でも、猫は、刺激排卵といって、交尾した刺激で排卵が促進されるので、高確率で妊娠します。また、同時に何頭かのオスと交尾することで、父親の違う子供を妊娠することもあります。ちなみに妊娠期間は約 60 日です。
フリーペーパーなどのペット欄で「子猫、もらってください」と年中出ているのは、そんな猫の生理も反映しているのでしょう。そうやって、引き取り手を捜してもらえる子はまだ幸せです。
毎年何十万等もの猫が処分されているという事実もあるのです。ノラちゃんの場合、生き延びることができない子猫も多数いることでしょう。
そのために人が出来ることは、やはりきちんとした飼い方。不妊・去勢手術を行うことだと思います。人の勝手で、そんな手術をするのはかわいそうという人もいるでしょう。でも生まれた子猫を処分することはもっとかわいそうだと思うのです。死ぬために売れてきた子猫は実際に数多くいるのですから。
また、飼い猫はできれば室内飼いが望ましいと思います。家の中で運動ができれば、ストレスも発散できます。高いところにのぼったりするのが好きなので、そんな性質を配慮してあげればよいでしょう。飼い猫の寿命はどんどん伸びていて、 20 年を越えても元気な子もたくさんいます。その反面、ノラちゃんたちの寿命はやっぱり短いのです。
神戸の公園に集まってくる猫ちゃんたちも、よく知る人にちょっとお話をきいただけでも、ここ数年に知っている猫ちゃんたちが随分亡くなっていました。そこでは不妊・去勢手術をボランティアの方がしているので、だんだん数が減っています。
えさを十分にもらっている子たちでさえ、そのような状況なのですから、厳しい環境にいるノラちゃんたちの寿命はやはり、 2 〜 3 年くらいなのではないでしょうか。ノラちゃんに対して、どうすればいいのか、答えがだせないでいます。かわいいとその場しのぎでえさを与えるだけではだめだとは思います。かといって見つけては引き取ることもできないし…。
ただ、猫を飼っている人には正しい知識と、飼い方を伝えてることはしていきたいと思っています。処分される命が少しでも減るように…。