"たこりん"は、犬が好き、猫が好き、動物が大好きな愛玩動物飼養管理士1級の資格を持つペットライター。文章だけでなく、写真に収めたいと、3年前からはペットカメラマンとしても活動しています。そんな彼女が、愛するペットたちのちょっといい話から泣ける話、しつけの仕方などを、徒然に書いていきます。
私が写真を撮りたいと思ったきっかけは、エリオット・アーウィットという写真家の犬の写真展を見に行ったことがきっかけです。アーウィットさんは1928年にパリで生まれ、子供の頃にアメリカに渡り、今もニューヨークで写真家として活躍されています。
グレートデーンの足と、ブーツをはいた人間の足の横に立っている帽子をかぶりセーターを着たチワワの写真を見たことがある人も多いかもしれません。あの写真を撮ったのがアーウィットさんなのです。彼は犬が大好きで犬の写真をたくさん撮っています。そのどれもが愛情たっぷりで、しかもクスっと笑ってしまうユーモアにあふれています。
よく、猫に比べて犬はもうひとつ表情に乏しいとかいわれますが、彼の撮った写真の犬はどれも表情豊かで、しゃべりかけてくるような気がします。何気ない仕草や、人との絡み合いが何度みても楽しくなってしまいます。私は落ち込んだときには彼の犬の写真集を見ることにしています。犬好きの人にはおすすめの癒し効果ですよ。
もちろん、アーウィットさんは犬専門カメラマンではありません。世界的に有名な写真家で、あの戦場カメラマン、ロバート・キャパに推薦されて、マグナムに参加し、後に会長まで務めた人なのです。車のバックミラーに写っているキスの写真も彼の作品です。見たことないですか?
ここで彼の作品を実際に紹介できないのは残念ですが、犬好きの方、ぜひ、本屋さんで探してみて。そこにはかわいいだけでない、素顔をさらした犬たちがたくさん登場しますよ。
ペットを飼っている人なら誰もが自分のかわいい家族の写真をたくさん撮りたくなりますよね。もし大好きな犬の写真を見つけたら、真似して撮ってみるのも写真の上達のコツ。もちろん、シャッターチャンスは一瞬だから一番身近な飼い主が一番いいシャッターチャンスに恵まれます。そんなときはどんどん撮ってみましょう。最近はデジカメが多くなっているからすぐに確認できるし、フィルム代も気にしないですみます。
たくさん撮っていくうちに自分のスタイルがみえてくることもあります。また、好きな写真家の真似をして撮っていくことで、写真の技術を勉強してみようかなという気にもなってくるでしょう。こんな風に撮るにはどうしたいいのか? なんて考えるといろいろ研究心も目覚めてくるでしょう。
私はアーウィットさんが大好きなのですが、最近、気になる写真家がもうひとり。デボラ・サミュエルというカナダの女性写真家です。彼女の犬の写真はアーウィットさんとは全く違ったテイストです。私が持っているのは「Pup」という写真集だけですが、子犬の足や尻尾、鼻先だけのアップがあったりして、スタジオで独特の撮り方をされたものです。
二人の写真のテイストは全く違うけれど、犬の表情の捉え方は何か、似ている気がします。その基本はやっぱり愛情なのでしょうね。この写真、好きだなと思ったら、自分の犬をモデルに一度トライしてみませんか?犬の写真ばかりになってしまいましたが、もちろん猫も大好き。猫写真のお話もまたぜひしたいと思います。
■エリオット・アーウィットさんのおすすめ写真集
「我われは犬である」(宝島社文庫)
「DOG DOGS」(PHAIDON これは洋書です)
■デボラ・サミュエルさんの写真集
「Pup」(これも洋書ですが、私はインターネット書店『スカイソフト』というサイトで購入しました。)
http://www.skysoft.co.jp/